オレはフォロワーたちが池下聖夜への復讐に沸き上がっている中、フォロワーたちをかき分け、奥の部屋にある机に向いノートパソコンを開いた。




オレは少しでも早く、『R-GPS法に復讐を』を読んでくれている人たちに伝えたかった。




やっと自分たちに、復讐のときがきたことを。




オレはなるべく今の現状を隠しながらも、R-GPS法に一矢報いるときがきたことを読者に伝えたかった。




この国で、何万人の人たちが、このときを待っていただろう。




オレはパソコンのキーを打ちながら、興奮して自分の指が震えていることに気づいた。