リアル炎上「GPS」

「池下、タイムオーバーだ!

自分の体で、R-GPS法の罪深さを思い知れ!」




オレはそう言って、再びハンマーを振りかぶり、池下の右手の中指に振り下ろした。




部屋の中に再び響いたゴツンという鈍い音。




そして激痛に狂ったような叫び声を上げる池下。




部屋の中に池下の悲鳴が響くと、オレのフォロワーたちの期待は、否応なしに高まった。




オレは激痛に苦しむ池下の顔を見ながら、足の骨を砕かれ、歩けなくなった美奈子のことを思った。



〈 美奈子、お前もあのとき、痛かっただろ?

お前だって、泣いて助けを求めたよな。

もう許してって……。

お前は悪くないのに、許しをこわなくてはならないなんて、あまりにも理不尽だよ。

美奈子、こんな安っぽい拷問じゃ、お前は納得しないだろ?

オレは池下が、殺して下さいって、懇願するくらいに追い詰めて、そして最後に殺すんだ。

R-GPS法は、自分が受けた苦しみを倍以上にして返すことを推奨している。

それがどういうことか、オレがこれから池下に教えてやるよ。

なぁ、美奈子。

お前もそれを望むだろ? 〉