「池下聖夜、最初に言っておく。

これからのお前の未来には二つの選択肢しかない。

早くR-GPS法を間違った法律だと認めて、楽に死んでいくか、R-GPS法を間違った法律だと認めずに、拷問に苦しみながら死ぬかだ。

どちらでも、好きな選択肢を選びな。

それがお前に与えられた最後の自由だ!」




「名城純、間違っているのはR-GP法ではない。

間違っているのはR-GPS法を逆恨みしているお前たちだ!」




池下がそう言うと、今度は竜也が池下に蹴りを入れた。




「池下、口をつつしめ、お前ごときが僕たちに意見するな!」




竜也がそう言った後に、この八畳間の部屋にたくさんの人が、押し寄せるようにゾロゾロと入ってきた。




「池下、お前にこの人たちを紹介しよう。

ここにいるたくさんの人たちは、全員、お前に恨みを持っているオレのフォロワーだ。

その数は九十九人。

つまりオレを含めた百人が、今からお前の拷問に参加するわけだ。

池下聖夜、オレは早くR-GPS法が間違った法律だということを認めるのがお前のためだと思うよ。

意地を張れば、お前は苦しんで死ぬことになるのだから。

楽に死になよ、池下。

それがオレたちが持ち合わ