リアル炎上「GPS」

「お前ら、私を縛っているこのロープをほどけ!

お前らは私が誰だかわかっているのか?

私は国家犯罪撲滅東京支庁の管理官、池下聖夜だぞ!」




池下がそう言うと、一緒に車の後部座席にいた朝倉竜也が、池下の腹に蹴りを入れ、池下に言った。




「アンタはまだ理解していないみたいだな!

僕たちはアンタが誰だかわかっているからこそ、アンタを拉致したんだ。

僕もアンタが考案したR-GPS法が許せない人間のうちの一人だ。

僕はかつて、TGTだった。

オレはリベンジャーに追われ、絶望の三日間を過ごしたんだ。

だけど僕は、リベンジャーたちから逃れることができたんだ。

僕には、僕を庇ってくれる仲間がいたから。

そいつは僕にとって、最高の仲間だった……」




竜也はそこまで言うと、言葉を止めて、池下をにらんだ。