リアル炎上「GPS」

オレたちを取り囲んでいる人たちが、ざわめきながらオレを見ていた。




〈 チクショー、こんなにたくさんの人がオレを見ているのに、誰もオレを助けようとはしないなんて……。

でも、今のオレは、こんな薄情なヤツらに助けを求めるしかない…… 〉




オレはみっともない叫び声を上げて、激痛にのたうち回るオレを見ている人たちに助けを求めた。




「だ、誰か助けて!

助けてくれよ!

お願いだから……」




オレの叫び声は、オレのまわりにいる誰の心にも響かず、誰一人として、オレを助けようとするヤツはいなかった。




「久しぶりね、真人くん」




そんなとき、懐かしいその声が、オレの名前を呼んでいた。




オレがその声がする方にふと目を向けると、そこにはかつての恋人、倉田菜々子のが立っていた。