リアル炎上「GPS」

オレは若い頃から、ろくに働かずに、酒とギャンブルにはまっていた。




コツコツ働いてみても、何の取り柄もないオレは、人並み以下の人間にしかなれない。




そんなことは、誰にも教えてもらえなくても、オレにはわかったよ。




オレは若い頃から自分の未来が見えすいていたんだ。




コツコツと働いた先の終着駅に華々しいものは何もないって……。




誰だって、自分が生きてるこの舞台で、主役を張りたいと思っているよ。




でもね、そんなことって、本当は大概、無理なんだ。




たくさんの人たちは、オレと同じように、失望の中で生きている。




オレの心の中に、そんなあきらめの気持ちが巣くったとき、オレは決まって酒を飲むんだ。




酒ってヤツは、本当にいいね。




ほんの一瞬でも、オレの不安や悲しみを取り除いてくれるから。




オレは聖夜が生まれてから今まで、アルコールが見せてくれる夢の中で生きてきたんだ。




そんなオレは、もう酒なしじゃ生きられない。




オレは現実を直視せず、夢の中で死んでいきたい。