リアル炎上「GPS」

身動きが取れない僕は、必死に暴れながら、拓海の名前を呼んだんだ。




そしたらさ、拓海が僕に言うんだよ。




「竜也、助けてくれ!

竜也!」って……。




僕は拓海のその言葉を聞いていると、涙が溢れ出してきて止まらなかったんだ。




僕を助けてくれた拓海が、僕を助けたがために、今から殺されるかもしれない。




そんなことって、本当におかしいよ。




僕の刑期が終わって、R-GPS法は、僕を裁けなくなったのに、どうして拓海のことは裁けるんだよ。




「竜也、助けてくれ!

オレはまだ、死にたくない!」




拓海が最後にそう叫んで、店の扉は閉められたんだ。




僕はこのとき、R-GPS法を心から憎んだよ。




この法律は、本当にクソだって……。