リアル炎上「GPS」

長い時間、ドライブを続けていたオレたちは、コンビニの駐車場に車を止め、少し休憩を取ることにした。




〈 あと、一日半だ 〉




オレは自分の刑期を思って、目を閉じた。




この一日半という時間は、オレにとって永遠なのか、一瞬なのか?




オレは早く刑期が終わってくれることを心から願っていた。




〈 オレには夢がない。

オレは、根なし草の詐欺師だ 〉




オレはそう思ってから敦子の横顔を見た。




〈 敦子の夢を叶えてやることをオレの夢にするのもおもしろい。

捨て子の恵まれない女が、ささやかな夢を叶えて、幸せになる。

そんな童話みたいなお話をオレは間近で見てみたい 〉




オレは自分らしくないその考えに、新しい自分の夢を見た。




〈 オレはR-GPS法の刑期を終えたとき、新しい自分の生き方を考えてみよう。

クズなオレが、女を騙して、クズなままで終わる……。

そんな見えすいた未来をオレは自分の意思で変えられるだろうか?

オレは自分を変えて、新しい生き方を始められるだろうか? 〉