リアル炎上「GPS」

「菜々子、これは僕の問題だ。

菜々子に言うべき話しではなかったね。

お金は、僕と親父がどうにかして……」




「待って、真人くん」




私は下を向いていた顔を上げて、真人の顔を見つめた。




「私もどうにかして、お金を作るわ。

私にどれくらいのことができるかわからないけど……」




私はそう言って、真人と知り合う前の自分の味気ない生活を思った。




地味で、変化も刺激もなくて、ただ緩やかに時間が過ぎていくだけの毎日。




そんな私の生活に、明るい笑顔をくれたのは、真人だった。




私はもう、真人がいなかった頃の味気ない生活には戻れない。




私はどんなにつらく、苦しいときも、真人と二人で……。