リアル炎上「GPS」

オレと敦子は車に乗り、人気のない道を走っていた。




オレは早く時間が過ぎ去っていくことだけを願い、自分の運命を敦子に託した。




もしかしら、敦子とオレが出会ったのは、本当に運命だったのだろうかと思って、オレは苦笑した。




〈 人を騙すことに夢中になってたオレが、まさか運命論者になるなんてな。

人は苦しくなると、いろんなことにすがりたくなるのかな?

もしかしたら、オレの未来も運命とやらで決まっているのだろうか?

オレがR-GPS法の餌食になるか、ならないか、それもすでに、運命で定まっているのだろうか?

もしそうだとしたら、オレの運命とやらを誰かに占って欲しいぜ 〉




「アンタさ、もしかして、誰かに追われているのかい?」




敦子の核心をついた一言が、オレをドキリとさせた。




オレは敦子の気持ちを探るように、敦子の横顔を見つめて言った。




「敦子、何でそう思うの?」