リアル炎上「GPS」

「アンタ、お腹すいてない?

どこか行きたいとこはある?」




「オレはどこでもいいよ。

敦子に任せる」




「それもそうね。

アンタ、その歳で所持金三千円って、なかなかいないよ」




オレは敦子のその言葉に苦笑した。




「わかったわ。

食事は私が奢ってあげる。

ファミレスに行きましょう。

恵まれない自由業さん」




オレはそう言って笑った敦子を見て、こいつはいいヤツなんだろうなと、声には出さずに思っていた。




〈 オレはこいつのことは、騙したり、裏切ったりしないよ。

オレはクズだけど、こいつを騙しちゃいけないって思うんだ……。

オレはバカになったのかな?

こんなに騙しやすい女はいないのに…… 〉