リアル炎上「GPS」

「どうしたの?

アンタ、震えているの?」




敦子がオレの異変に気づいて、オレのことを見つめていた。




オレは体の震えを止めたくても、みっともなく震えているばかりで、声も出せずに下を向いた。




「どうやらアンタは、ものスゴく臆病で怖がりな男なんだね。

男のくせにさ、女の私よりも女々しいわ」




オレは早く夜が明けてくれることを願った。




朝になれば、オレの刑期は一日減るから……。




そうすれば、オレは自由に近づけるから……。




オレの心を大きな不安が襲っていた。




できるならば、オレは今、自分が置かれている恐ろしい現実を忘れたい。




そんな思いから、オレは敦子を抱きしめていた。




強く、強く、敦子の体を……。