「こんなダメなところだらけの私でも、絵を描くのだけは上手いんだよ。
小さい頃からさ、誰にもかまってもらえないとき、私はノートに絵を描いたの。
何度も、何度も……、何時間も、何時間もさぁ。
私はノートに描かれた自分の絵を見つめて、そのキャラクターと話ができたらいいなぁ、なんて思ってた。
そしたらさ、ひとりぼっちの私も、さみしくなくてすむだろ。
私は今、イラストレーターをしているの。
でも私は、イラストレーターとしても、必要とされてない……。
細々とただ絵を描いて、何となく生きている……」
この敦子って女は、ずいぶんと話し好きだなぁとオレは思った。
オレは敦子の話を聞き流しているだけなのに……。
小さい頃からさ、誰にもかまってもらえないとき、私はノートに絵を描いたの。
何度も、何度も……、何時間も、何時間もさぁ。
私はノートに描かれた自分の絵を見つめて、そのキャラクターと話ができたらいいなぁ、なんて思ってた。
そしたらさ、ひとりぼっちの私も、さみしくなくてすむだろ。
私は今、イラストレーターをしているの。
でも私は、イラストレーターとしても、必要とされてない……。
細々とただ絵を描いて、何となく生きている……」
この敦子って女は、ずいぶんと話し好きだなぁとオレは思った。
オレは敦子の話を聞き流しているだけなのに……。



