リアル炎上「GPS」

敦子が運転する車が、砂浜の近くの駐車場で止まると、敦子はオレの顔を見て言った。




「ねぇ、アンタ、私たち砂浜に行ってみない?

波の音を聞きながら、夜風に当たるのも楽しいかもよ」




オレ敦子のその言葉を聞くと、静かに首を横に振った。




今は何事もなく穏やかな時間が過ぎているけれども、いつあのリベジャーたちが来るかわからない。




無防備なままで、砂浜に行くのは、極めて危険だ。




オレはそう思って敦子に言った。




「良かったら、車の中で話さないか?

オレは外の風が、あまり好きじゃないんだ」