リアル炎上「GPS」

水沢敦子がオレにそう言ったとき、オレはついに自分の隠れみのを見つけたと思った。




今のオレに重要なのは、水沢敦子が美人かどうかではない。




オレが敦子に期待していることは、オレの刑期が終わるまで、一緒にいてくれるかどうかだ。




オレは敦子に微笑みかけると、敦子に優しく話しかけた。




「時間を持て余している者同士で、楽しい時間を過ごそうよ。

今日はきっと、いいことあるよ」




「アンタなぁ、私がここで立ち止まるまで、なかなか女が捕まらなかったでしょ」




オレは敦子の核心をついたその一言にドキリとした。




「だってアンタの帽子とサングラス、無茶苦茶怪しいもの。

アンタはナンパに向いてないわ」




敦子はそう言って、楽しそうに笑った。