リアル炎上「GPS」

大型ダンプは、オレがさっきまで倒れていた場所を30メートル過ぎた場所でようやく止まった。




オレは道路に対して斜めに止まった大型ダンプを見つめながら、狂ったドラムのように猛スピードで鳴り響く心音を聞いていた。




〈 もしもオレが、あそこに倒れたままだったならば、オレは間違いなく大型ダンプにひかれていた。

オレは今頃、死んでいたかもしれない……。

それにしても、オレの背中を押したヤツは誰なんだ?

オレを大型ダンプの前に突き飛ばしたヤツは…… 〉




オレはそう思って、慌て辺りを見まわした。