リアル炎上「GPS」

公園の真ん中で、美奈子を囲む男女十人は、異常な熱気に包まれ、興奮していた。




美奈子を囲む男女の中から、次々と声が上がった。




「TGTに復讐を!」




「TGTを許すな!」




「TGTに二度と忘れることのできない罰を与えろ!」




「オレたちは、リベンジするぞ!」




「TGTを叩きのめせ!」




オレはその狂気の集団の近くに立ちつくし、膝をカタカタと震わせていた。




TGTを庇う者は死刑。




オレはその決めごとに、恐怖して足がすくんだ。




オレはもしかして、死ぬのだろうか?




まだオレは、二十代半ばなのに……。




まだまだやりたいことが、たくさんあるのに……。




それなのに……。




それなのに……。




「TGT、オレが最初にお前に罰を与えてやる!」




そう言って、一人の男が美奈子に殴りかかったとき、オレは無意識のうちに、声を張り上げていた。




「止めろ、お前たち!

その女に手を出すな!」