リアル炎上「GPS」

オレは車の運転席で、悪夢にうなされ、はね起きた。




今の夢はいったい何だったのだろう?




オレはそう思い、両手で顔を覆うと、額から流れ落ちてきた汗が、オレの手のひらに粘りついた。




オレは悪夢にうなされこわばった体を横に向け、助手席にいるはずの美奈子の方に顔を向けた。




そしてオレは助手席を見つめると、ドキリとして息をのんだ。




〈 何で?

どうして? 〉




目を覚ましたばかりのオレの頭の中に、すぐには理解できない謎が浮かび上がって、オレの心臓は早鐘を打ち始めた。




〈 おかしいよ……。

何で?

何でなんだ…… 〉




オレはそう心の中で叫び、誰も座っていない助手席を見つめていた。