リアル炎上「GPS」

「純くん、誰なのこの人?

私たち、どうすればいいの?

どうすれば……。

どうすれば……」




オレは不安に押しつぶされそうな美奈子の声を聞いて、ふと我に返ると、美奈子の手を取り、美奈子の顔を見つめた。




「美奈子、逃げるぞ!

こいつはおそらく、リベンジャー川島稔の仲間だ!

こいつには逆らうな!

オレと一緒に逃げるぞ、美奈子!」




オレは美奈子の手を引いて、走り出した。




オレたちは、近くに止めてあった車に乗り込むと、急いで鼻ピアスの男がいるコンビニから遠ざかった。




オレは助手席に座る美奈子を気づかいながらも、TGTを庇う自分の行動に不安を覚えた。




オレはこのまま、美奈子を庇っていいのだろうか?




オレは本当に死刑になるのか?




オレは……、オレは……。




オレは不安をまぎらわすために、アクセルを踏み込んだ。




R-GPS法の刑期が終わることを願いながら……。