リアル炎上「GPS」

オレは青森まで車を走らせ、そこで三日間を過ごすことに決めた。




ここならきっと見つからない。




オレは確信めいた自信を持って、美奈子に言った。




「美奈子、今日のこの逃走劇は、二人の思い出の旅行にしよう。

きっと十年後に、オレたちは今日の出来事を思い出して、笑い話にしているよ。

美奈子が恨まれているのだって、逆恨みなんだ。

リベンジャーの川島稔だって、こんな北の果てまで追ってはこないさ。

みんなが恐れるあのR-GPS法は、国民に悪さをさせないための脅かしだよ。

時間が過ぎれば無罪が確定する欠陥のある法律なんだ。

リベンジャーから逃れるために、地方への旅行者は増えるかもしれないけどね」




オレは、少しでも美奈子の不安を消し去りたくて、美奈子を強く抱きしめた。




このまま何もないままに、三日間が過ぎればいい。




そうすればオレたちは、また笑いながら、ずっと一緒にいられるから……。