リアル炎上「GPS」

「坂上、金を出すのか?

それともここで、歩けない体になるか?

二つに一つ、好きな方を選べ!」




金髪の雄一がオレにそう言って、金属バットを握りしめた。




〈 このキチガイめ!

何だよその二者択一は?

オレに何を選べって言うんだよ。

ふざけるなよ、このクズ野郎! 〉




「坂上、答えろ!

金を出すか、歩けなくなるか、どっちを選ぶ?」




オレは仕方なく、ポケットから財布を取り出し、それを雄一に手渡した。




「ヤッタじゃん。

いくら入ってるか見ようよ」




ハイエナの美和子が、うれしそうにオレの財布に寄ってきた。




「二万円かよ、しけてるな」




「違うよ、肝心なのは、現金じゃなくて、キャッシュカードだよ。

さぁ、TGT、私たちに暗証番号を教えなさい」




ハイエナの美和子がそう言って、オレの顔をのぞき込んだ。