リアル炎上「GPS」

「待ちな!」




リベンジャーたちから逃れるために、歩き始めたオレの背後から、ハイエナの美和子の声が聞こえてきた。




オレはその鋭い声に、ドキリとして心臓がはね上がり、その場に立ち止まった。




「せっかく助けてやったのに、礼も言わずに帰るつもりかい?」




お前らに礼などあるかと、オレは心の中で思ったが、オレはそんなことは口にせずに振り返った。




「あんた、財布を置いてきなよ。

有り金のすべてを私たちが受け取るから」




〈 このハイエナ野郎。

オレからすべてを奪うつもりか!

チクショー。

もしもオレがTGTじゃなかったら、こいつを張り倒してやるのに! 〉




オレはオレを見つめている六人の視線を感じながら動けなかった。




オレは今、こいつらに逆らえないと思いながら……。