リアル炎上「GPS」

「もしも、TGT坂上真人を逃がしたとしたら……」




菜々子はそこまで言って、みんなの顔を見まわした。




「みんなはもう一度、真剣に坂上真人を追い詰めてくれますか?」




「もちろんだ」

「当たり前よ」

「もう一度、やりたい」

「罰は多い方がいい」

「狩りは何度でも楽しむものよ」




菜々子のフォロワーたちの意見が出揃ったところで、菜々子は床に這いつくばるオレを見下ろし、オレに言った。




「真人くん、あなたはどうやら釈放みたいよ。

よかったわね。

陪審員のみなさんが、優しい人たちばかりで……。

それじゃ、真人くん、私たちはあと二日間、あなたを追い詰めるわ。

だから、あなたは真剣に私たちから逃げるのよ」




菜々子はそう言って、うれしそうに笑った。




「雄一くん、真人くんを縛ってあるロープをほどいて」




菜々子がそう言うと、金髪の雄一は、オレの体を縛っているロープをゆっくりとほどき始めた。