リアル炎上「GPS」

「それでは、僕も自己紹介をさせてもらうよ」




三十代半ばのサラリーマン風の男性が、そう言ってオレに話しかけた。




「僕の名前は、大井良郎。

中小企業で働くサラリーマンだ。

僕がリベンジャーのフォロワーになるのは、悪事を働く人間を罰したいからだ。

僕は罪を犯す人間が嫌いでね、そういう人間を正しい道へ導きたいと思っている。

犯罪のない世の中を実現するためにね。

僕は被害者であるリベンジャーを応援したいと思う善意の人だ。

世の中のすべての人が、僕みたいならば、きっと素晴らしい世の中になるのにね。

坂上真人くん、僕はこんな人間だよ。

よろしくね」