リアル炎上「GPS」

〈 少しでも遠くに逃げなくちゃダメだ!

どこかに隠れたとしても、ヤツらはGPS機能でオレを確実に見つけてくる。

オレが助かるには、ヤツらとの距離を取るしかないんだ。

そしてヤツらが見えなくなるくらいに、オレとヤツらが離れたとき、オレはタクシーに乗って…… 〉




オレは自分が助かるためのシナリオを頭の中で思い描き、自分が助かるイメージを作りあげた。




大丈夫。

このシナリオならば、きっといける。




オレがそう思って、未来に希望を抱いたとき、オレの背後から、雄一の声が聞こえた。




「そいつは、TGTだ!

誰かそいつを止めろ!」