リアル炎上「GPS」

オレは菜々子のフォロワーたちに囲まれて、駅の構内を歩いた。




菜々子のフォロワーたちは、まるで今からピクニックにでも行くかのように、楽しそうな顔で話し合っていた。




オレはヤツらのそんなふざけた顔をチラ見しながら、逃げるチャンスを伺っていた。




最後までこいつらについていったならば、きっとオレは五体満足で自分のアパートに帰ってくることはできない。




たくさんの人が歩いている駅の構内にいる今が、オレにとっての最後のチャンスだ。




少しまわりを見ただけでも、何十人もの人が歩いているんだ。




大丈夫だ。




誰かがきっと、オレを助けてくれる。




オレが命がけで、必死に助けを求めたならば、その気持ちは絶対に誰かに伝わる。




あとは自分を信じることだ。




オレがどれだけ本気になれるか……。