正直、ここねの事が好きなのかどうか今もまだわからなかった。
一度迷ってしまった気持ちは答えが見つかっていない。
だけど、今の気持ちを正直に伝えよう。
ずっとそばにいてほしい。
笑っていてほしい。
失いたくない。
そんな、わがままな自分の気持ちを。
その上でここねに判断してもらえばいい。
そう、思っていた。
俺はここねと約束をした体育館裏へと急いでいた。
とてもいい天気で日差しが暑いくらいだ。
鳥の鳴き声と風の音と、グラウンドから聞こえて来る部活の声。
体育館は夜から何かに使われるらしく、今日は部活の音は聞こえてこない。
静かな体育館を横切って、焼却炉などが置かれている裏へと体を滑らせた……その時だった。
数人の男子生徒の姿が見えた。
みんな同じクラスの連中だ。
何かを取り囲むようにしてしゃがみ込んでいる。
その中心から白くて細い足が見えた。
瞬間、体がカッと熱くなるのを感じた。
何も考える暇もなく「なに、してんだ!!」と声を上げながら輪の中に入って行く。
一度迷ってしまった気持ちは答えが見つかっていない。
だけど、今の気持ちを正直に伝えよう。
ずっとそばにいてほしい。
笑っていてほしい。
失いたくない。
そんな、わがままな自分の気持ちを。
その上でここねに判断してもらえばいい。
そう、思っていた。
俺はここねと約束をした体育館裏へと急いでいた。
とてもいい天気で日差しが暑いくらいだ。
鳥の鳴き声と風の音と、グラウンドから聞こえて来る部活の声。
体育館は夜から何かに使われるらしく、今日は部活の音は聞こえてこない。
静かな体育館を横切って、焼却炉などが置かれている裏へと体を滑らせた……その時だった。
数人の男子生徒の姿が見えた。
みんな同じクラスの連中だ。
何かを取り囲むようにしてしゃがみ込んでいる。
その中心から白くて細い足が見えた。
瞬間、体がカッと熱くなるのを感じた。
何も考える暇もなく「なに、してんだ!!」と声を上げながら輪の中に入って行く。