不機嫌なあやかし



「そうだけど……
その『雷獣さん』ってのやめろよ!
俺の名前は雷(いかずち)だ。」


「い、いかずち……」


「呼び捨てすんじゃねぇ!」


ぬいぐるみ……雷はそう言って私のおでこに蹴りを入れた。
ぬいぐるみだから全然いたくないけど。


「なっ、蹴らないでよ!!
貴方、さっきから偉そうな態度とってるけど、今はぬいぐるみなんだからね!」