夜の図書室で

「あ、そんなに怖がらないでよ」


「怖がらずにいられるかよ!」


 動けないんだよ!


 足は動かないのに、なぜか口は動いた。声も出た。


「動けねーんだよ。これ、おまえのせいだろ。やめろよ」


「ああ……、あなたにとりついたから、無理」


 笑顔だ。