夜の図書室で

 読めなくなっていても、手紙を勝手にあけて見てしまったかすかな罪悪感をおぼえつつ、誰もいない教室に戻って、ゴミ箱に捨てようとドアをあけた。



 人がいた。女子が。でも知らない人だ。



「……」


 違うクラスの人?


 教卓をはさんで、教室の前のほうに立っている女子が、こっちをずっと見ている。凝視されている。