先生が教室を出て、教室にいる人は誰もいなくなっていた。廊下と、ドアの向こうの教室が静まり返り、校舎の外から聞こえてくる雑音がかすかに耳に入ってきた。
廊下の隅っこに、紙きれが落ちている。視界にふと入ってきたそれは、小さく折りたたまれていて、よく見なければゴミにしか見えないようなものだった。
近づいてひろってみる。手紙か? 何回も折りたたまれた紙きれは、メモ帳の一枚を破って、黒いペンで書かれている。が、文章が読めない。字がきたなくて、ではなく、水に濡れたのか、インクがにじんでしまって、もはや文字として読解不可能な文章になってしまっていた。
さっきのあの三人の誰かが落としたのか。いや、こんなところに落ちている紙きれ、たぶん誰も気づかなくて、ほったらかしにされていたんだろう。いまままでずっと。手紙なのに。
廊下の隅っこに、紙きれが落ちている。視界にふと入ってきたそれは、小さく折りたたまれていて、よく見なければゴミにしか見えないようなものだった。
近づいてひろってみる。手紙か? 何回も折りたたまれた紙きれは、メモ帳の一枚を破って、黒いペンで書かれている。が、文章が読めない。字がきたなくて、ではなく、水に濡れたのか、インクがにじんでしまって、もはや文字として読解不可能な文章になってしまっていた。
さっきのあの三人の誰かが落としたのか。いや、こんなところに落ちている紙きれ、たぶん誰も気づかなくて、ほったらかしにされていたんだろう。いまままでずっと。手紙なのに。



