私は怯えながらも、

振り返ることを決意した。






ここは私の部屋。




あの不気味な

廃墟の病院とは違う。






私は決意を固め、

自分の背後に目を向けた。






そして、私の背後に立つ、

あの幼い女の子の幽霊を

自分の部屋で見たとき、

私は恐ろしくて、悲鳴を上げた。






〈 どうしてあなたが、

ここにいるの? 〉






私がそう思ったのと同じくらいに

幼い女の子の幽霊の氷のように

冷たい手が、

私の胸を触った。






『あなたの心臓を……、

いただくわ』






私は最後にその言葉を聞くと、

その場で意識を失った。