ゾッとするホラー短編集

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隆志の姉と待ち合わせをしていた

菜々子は、

いつまで待っても姿を現さない

隆志の姉にしびれをきらし、

隆志のアパートへと

帰っていった。








そして、疲れた顔で

隆志の部屋に入っていくと

隆志が心配そうな顔で

菜々子に話しかけた。






「菜々子、疲れた顔を

しているようだけど、

どうかしたの?」






「私、隆志くんのお姉さんと

○○公園で待ち合わせを

していたのだけれども、

隆志くんのお姉さんは、

待ち合わせ場所に来なかったの。




私は待ちぼうけを

くわされて……」






「菜々子が僕のお姉さんと?」






そう言って隆志は、

いぶかしげな顔をして、

菜々子を見つめた。






「菜々子、

それは何かの間違いだろ?




だって僕には、

姉なんていないよ」