ゾッとするホラー短編集

私は吉村菜々子に罰を与える

そのときを想像しながら

夜の道を歩いた。






今まで

卑屈な生き方をしてきた私が、

誰からも愛される女よりも

初めて優位に立てる瞬間が、

もうすぐやってくる。






私はそのときを思うと、

胸がドキドキして

喜びを抑えきれなかった。






〈 隆志くんは、

私だけのものよ。




絶対に誰にも渡さない。




最後に隆志くんに愛されるのは、

私よ! 〉






私がそう思いながら、

無意識に道路を横断したとき、

私は突然、明るい光に包まれた。