ゾッとするホラー短編集

拓海と健二は、

この廃墟の病院にいても

平気みたいだったが、

私と恵子は、怯えていた。






この廃墟の病院にいることだけで

十分に恐ろしいのに、

その上、健二にあんな話を

聞かされたのだから……。






早く帰りたいと、

私は思った。






こんなところから、

少しでも早く抜け出したい。






私たちは、三階のフロアーを

全て見てまわると、

階段を下りて二階のフロアーへと

向かっていった。