ゾッとするホラー短編集

私の心の中で、嫉妬の炎は

日に日に燃え広がり、

私はついに

ホームセンターに行き、

大きめの果物ナイフを

買ってきた。






そして私は、

部屋に帰ってくると、

その果物ナイフをじっと見つめ、

吉村菜々子に果物ナイフを

突き刺すことを想像した。






〈 私はこの果物ナイフを

握りしめ、

あの女に突き刺すの!




あの女は、きっと恐れおののき、

悲鳴を上げるに違いない。




でも、それでも私は、

あの女を許さずに、

何度も何度もあの女に

果物ナイフを突き刺すの。




そして私は、あの女の美しい顔を

メチャクチャにしてやるわ。




本当は私だって、

あんな顔に生まれたかった。




あんなスタイルになりたかった。




もしも私が、

あんな容姿に生まれたならば、

私はきっと、歪んだ性格の女には

ならなかった。






世の中は、どこまでも

理不尽で不公平。




私はそのことが許せない! 〉