ゾッとするホラー短編集

私は隆志の

すべてを知ろうと思った。






私のすべてを

隆志に捧げるのなら、

私は私のすべてである

隆志を知りつくしたい。






私は仕事が終わると、

隆志に気づかれないように

隆志をつけて歩いた。






そんな私の気持ちは、

きっと歪んでいて、

間違っているに違いなかったが、

私は隆志へのストーカー行為を

やめられなかった。






愛してもらえない私は、

隆志を遠くから見つめ、

愛し続けた。






私はきっと、

隆志を愛することに

取りつかれていた異常者だった。