ゾッとするホラー短編集

私は後先考えず、

ひろぽんさんに

ダイレクトメールを送った。






【ひろぽんさん、

私もひろぽんさんに

会いたいです。




ひろぽんさんが、よろしければ、

明日、待ち合わせをしませんか?




場所は、

ひろぽんさんが働いている

駅ビル一階にある喫茶店、

午後八時でどうでしょうか?】






私はひろぽんさんに、

生涯で初めての

積極的なダイレクトメールを

送った。






私はドキドキしながら、

ひろぽんさんの

ダイレクトメールを待った。






〈 ひろぽんさんは、

ネット上でしか知らない私を

受け入れてくれるかしら?




私の卑劣な偽りを

ひろぽんさんは、

受け入れてくれるかしら? 〉






私の頭の中に、そんな考えが

よぎったとき、

私のスマホに

ひろぽんさんからの

ダイレクトメールが

送られてきた。