ゾッとするホラー短編集

私はスマホを机の上に置き、

ふと目の前にある鏡に

目をやると、

『モバイル』のプロフ画にある

麻美子のかわいらしい顔と

リアルの自分の顔のギャップに

愕然として、

歯ぎしりをした。






きれいになりたい。




麻美子になりたい。




どうして私はブスなの?




どうして私は、

誰からも愛されないの?






私の心の中に、

そんなイライラが募ると、

私は奇声を上げて

目の前にある鏡を払いのけた。






キレイな女性になりたい。






それが私の切実な悩みだった。