ゾッとするホラー短編集

私は四つ並ぶ個室の

一番奥のトイレに隠れ、

扉に鍵をかけた。






そして私は、

階段を駆け上って

息切れした呼吸を整え、

額の汗を手で拭った。






あとは、じっと息をひそめ、

小野田真理子に

見つからないことを

願うばかりだ。






私はトイレの個室に座り込み、

何の解決策もないままに、

時間が過ぎるのを待った。






私はトイレの中で息をひそめ、

うずくまっているうちに、

このトイレが

かつて小野田真理子が

私たちから逃げ、

隠れていたトイレだと気づいた。






私の頭の中に、

小野田真理子をいじめた

過去の記憶が蘇った。