ゾッとするホラー短編集

〈 小野田真理子……、

どうしてあなたが、

ここにいるの?




あなた死んだはずじゃない?




イジメに耐えきれなくて、

自分で死ぬことを

選んだんじゃない?




それなのに、なぜ?

どうしてあなたは、

消えてくれないの? 〉






血まみれのセーラー服を着た

小野田真理子が、

ゆっくりと私の方へ

近づいてきた。






〈 逃げなくちゃ! 〉






私はそう思ったが、

私の足は震えるばかりで、

前には進んでくれなかった。