ゾッとするホラー短編集

私は周りの視線も気にせずに、

全力で校舎の廊下を駆け抜けた。






直美が死に、薫が死に、

次は私の番かと思うと、

私は冷静ではいられなかった。






私は小野田真理子に

憎まれている。






そんなことは

小野田真理子が自殺する前から、

わかりきっていることだった。






私は小野田真理子に

憎まれても良かった。






小野田真理子に

蔑まれても良かった。






私はただ、嫌気のさす毎日から

抜け出したかっただけだ。






私の家族の心は、

もうバラバラで、

家の中にいることが

辛かったから……。