ゾッとするホラー短編集

私がそう思ったとき、

小野田真理子の悪霊が、

ゆっくりと立ち上がり、

殺意のこもった

不気味な笑みを浮かべながら、

私の方へ近づいてきた。






〈 逃げなくちゃ! 〉






私は震える膝で、

慌てて立ち上がった。






〈 逃げなくちゃ、

私は殺される! 〉






私は周りの視線も気にせずに、

転げるようにして

教室から出ていった。