ゾッとするホラー短編集

私が教室の隅に顔を向けると、

一番ベランダ寄りの机に

あの小野田真理子がいた。






以前はオドオドして、

私の顔を

まともに見ることもできなかった

小野田真理子が、

憎しみの感情をむき出しにして

私をにらんでいた。






〈 あなたなぜ、

そこにいるの? 〉






私の膝はひとりでに

カタカタと震えていた。






〈 あなた死んだはずでしょ。




私たちのいじめに

たえられなくて、

自殺したはずでしょ? 〉