ゾッとするホラー短編集

その日の朝、

私が学校に行くと、

教室の中が騒がしかった。






いったい、どうしたのだろうと、

私が思いながら

教室の自分の席についたとき、

私と仲の良い雅美が

私のところに来て、

興奮気味な声で

私に話しかけてきた。






「綾子、聞いた?




薫のこと……」






私は嫌な予感を感じながら、

雅美の顔を見つめた。






「私は何も聞いていないけど、

薫がどうかしたの?




薫に何かあったの?」






「綾子、あのね……」






雅美はそう言って、

私の顔を覗き込んだ。






「薫が死んだのよ。




交通事故にあって……。




この前、

直美が死んだばかりだって

いうのに、

こんなことってあるの?」