◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ お姉ちゃんの運転で、お父さんとお母さんのお墓へ向かう。 もう何年も続いているこのお墓参りは、年に一度の大切な日。 でも、今年はまた特別。 和希という、実の弟を連れてのお墓参りだから。 車内は、さっきから無言が続いていた。 でも、それは気まずいからでもなんでもなくて。 あたしも含めて、みんな胸に抱いた色々な想いがあるからだろう。 隣に座る和希に視線を向ければ、何かを考えるようにジッと窓の外を見つめている。