囚われ姫と金と銀の王子

思っていたものとは違う正反対の態度に、私はついカッとなってしまった。


「・・・なんだと?」


怒りのあまり、私は寝台から立ち上がるとソフィアの腕を掴み、グッと引っ張って寝台へと押し倒した。

そしてソフィアの上に覆いかぶさる。


その状態でもなお、ソフィアの瞳から強さは消えなかった。

しっかりと私の顔を睨むように見つめている。


その瞳は私を怒らすのに十分な理由を持っていた。


「私はお前の夫だ。そしてこの国の王子だ。私に逆らうとどうなるかわかっているのか?」


掴んだ手首に力が篭る。

ソフィアはますます私を拒否するような顔に変化していく。



そのままソフィアを無理矢理抱いたなら、その時こそお前は私に弱い部分を見せてくれるのか?


そこまでしないと、お前は私が欲しているものをくれはしないのか?


ソフィアは私の顔を逸らすことなく、そして強い意志を持ったまま、こう私に言い放った。


「どうなるって、なに?・・・殺されるの?それならどうぞ、さっさと殺したらいいじゃないの。そんな脅しなんて別にどうも怖くないわ。むしろこれ以上私に触れるようだったら、この場で舌を噛み切って自ら死んでやるから」