囚われ姫と金と銀の王子


逆に私がエリスに謝りたいくらいなのに、と心が痛む。


私がここにいるのが悪いのに。

私が殿下と会わなければ今頃は殿下はエリスと・・・。


「私がエリスの事をとやかく言える立場にはない。エリスをああさせてしまったのは私が原因だから。全ての罪は私が償う、だから・・・」


「いいえ。殿下もエリス達も悪くはありません。悪いのは全て私なのです。私いなければこんな事には・・・」


殿下はまた悲しい表情を見せる。

私の頬を撫でながら、殿下は震えた声で話した。


「そんな悲しい事を言わないでくれ、ソフィア。君のお陰で私は愛というものに気付く事が出来たんだ。その気持ちに気付かなければ国王になったとしても、国民に愛を施す事が出来ないダメな国王になっていたかもしれない。君と出会えたのは私にとっては幸せな事なんだ」


「幸せ・・・」


「私の仕出かした罪は重い。だからソフィアが私を好きになってくれることは、死ぬまでないかもしれない。・・・でも私はソフィアの傍にいたいんだ。傍にいて、少しでもいい生きていて幸せだったと感じて欲しい。その為に私は何でもするから。ソフィアの為に何でもするから・・・」