「・・・あの」
「なんだ」
「毎日ここに来て、同じ質問をされても、返す言葉は一緒ですよ?多分、処刑されるその瞬間まで私は変わらないと思います」
だから来ても無駄よ、とそう最後に付け足したかったが、それは言わずにそう話した。
きっと私は死ぬその瞬間まで、この意志は変わらないと思う。
覚悟しているっていうのもあるけど、もう自分の運命がそう決められているんだって、どこかで悟っているから。
あの国で、あの両親に生まれた時に既に、とっくに決められていた、運命。
その運命に逆らえる訳が、ない。
「・・・お前は」
「え?」
「お前は死ぬ事が怖くないのか?」

