家に帰ってパソコンを立ち上げると、メールが届いていることに気が付いた。


それはミカンからのダイレクトメールだった。


《ミカン
クレーマーこんにちは!
昨日の朝北乃リナが目を真っ赤にさせて学校に来たよ!
午前中はちゃんと授業を受けていたけれど、途中でお姉さんが迎えに来て早退してた!


君の復讐が成功したんだよね?
おめでとう!!》


そんな内容のメールを、あたしは何度も読み直した。


リナ。


お姉さん。


そんな単語が繋がってゆく。


苗字は違うけれど、北乃リナとコンビニの三村は姉妹だったのかもしれない。


でも……あたしがちょっと怒鳴った程度で学校を早退するのはおかしい。


しかもお姉さんが学校まで迎えに行くなんて、よっぽどの事だ。


あたしは確かに北乃リナを怒鳴り散らした。


でも、それ以外に何が大きな出来事があったに違いない。